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AIR JAM 2011

■AIR JAMの為に

AIR JAM2011は横浜スタジアムで行われた。
前回のAIR JAMからそれまでの期間は11年も経っていた。
もうないだろうと思われていたAIR JAMだったが、
今回の震災を期に行われた。


このイベントに来るために日本に帰ってきたっていっても過言じゃない。
当時高校生くらいだったバンドマンの僕達を形成してたのは音楽で、音楽は僕らの全てだった。
エメラルドのフェンダーストラトを腰で構えていたあの頃。
バンドに部活にバイト。好きな子とかいっちゃったり、なんというか思春期、青春真っ只中ってやつでした。


ヘッドライナーであるハイスタが繋げるものは
和久さんとの思い出とその周りのバンド、イベントメンバーとの思い出。
そういう思い出の全てを一瞬にして思い出させてくれる。
あの頃の僕らが懐かしい。


セットリストはここで見れます。


僕らがみたのは
10-FEET,SCAFULL KING,FACT,ME FIRST END THE GIMME GIMMES(ギミギミ)
マキシマムザホルモン(ホルモン),BRAHMAN,HI-STANDARD(ハイスタ)


最後のバンドであるハイスタに近づくたびに気持ちが高揚してきていた。
FACTが終わってからギミギミの途中までは
酔っ払いに混じってスタジアムの外で昼寝ぶっこいてました。


10-FEETからハイスタまで思い出が新しい順にフィードバックしていく。


10-FEETは本当にいい顔で演奏してた。
昼間のあっついスタジアム、汗だくになって、それでもたくさん飛んで叫んで歌って。
たくさんのオーディエンスはダイブとモッシュ。
ああ、そうだメロコアって、パンクロックってこうだった。
汗をもう拭う必要もない、そう思い出した。


SCAFULL KINGはやっぱ楽しい。
ホーン隊の音が気持ちを楽しくしてくれる。一気に。
その場でジャンプ。手を上げてまたジャンプ。
『スカコア』 やっぱ楽しい気持ちにしてくれる。
めっちゃくちゃ楽しく曲にのることができた。


FACTは知らないバンドだったけど、
ボーカルの通る声がすごいなあと感じた。
あとベースのスラップがかっこよかったなあ!
なんていう曲かは分からないけど、
一曲特に艶がある曲があった。バンドフラッグが印象的だったな。


昼寝を経てスタジアムに戻る。
ギミギミも知らない海外バンドだったけど、リンダリンダの日本語でカバーしていて
会場を沸かせた。いい声だなと思った。
パンクにレゲエをよく絡ませたカバーだった。
メンバー全員マイペースに、楽しそうにライブをしていたのが見ていて気持ちがよかった。


ホルモンは安定感がハンパない。バンドががっちりしている。
トークも軽快だし、嵐の曲のカバーA・RA・SHIは笑ったし、めちゃ演奏がすごい(笑)
そしてファン達のヘドバンはなんというか、もう強烈だった。
僕らがいたのはスタジアムの上の方にある席だったから
それが波のように見えていた。


ファミリー席も用意されていたためか
会場には子供から40代くらいの人たちがいた。
バンドももちろんみていたけど、オーディエンスの幸せそうな顔をみるのもとても好きだった。
色んな人たちがいろんな思い出とか持ってきてるんだろうなと。


BRAHMANのボーカル、トシロウが当時のことを語っていた。
始めすごくシリアスな感じだったけど、その中でも面白いエピソードだったり
そういったことを踏まえて語っていて
言葉の一つ一つが会場にいる多くの人に伝わったのではないかと思う。
ARRIVAL TIMEから始まり
SEE OFF、ANSWER FOR…で声を上げた。
すごい空間だった。
多くの人が待っていたと思う。



■そして

ハイスタ。待ちきれずスタジアムではウェーブが起こっている。いい空間だった。
音楽ってすごいな とか 人ってすごいな。って思ってた。
エッジのきいたギターのリフのSTAY GOLDから始まって、
相変わらず少年のようなMCにほっとして、
思い出の曲CLOSE TO ME。
『天国に行ってしまった人たちへ』ってMCが入り、
DEAR MY FRIENDが流れた瞬間、和久さんとの思い出が完全にフィードバック。
よく一緒に練習した曲だったから。一番好きな曲だったから。
全部の思い出とか一気に来ちゃって感極まっちゃったよね。
遠くに居る彼にも届いただろうか。


ラストの曲はCAN’T HELP FALLING IN LOVE。
過去、バンドをやっているときのメンバーが彼らの学校の文化祭でカバーしてたのを思い出した。
一曲一曲の思い出は確実に僕の中にある。
そして何より、今もそうだけれど、いつも楽しかった。


アンコールではSTARRY NIGHTとBRAND NEW SUNSET。
SEのみだったけどMOSH UNDER THE RAINBOWは過去見たフジロックのビデオ同様
サークルができていた。


あの頃の僕らは同じ気持ちだっただろう。そして今も忘れずに共有できているだろうことを信じている。
そして各々の道を確実に進んでいることを望んでいる。


観たバンド全てが言っていたことは
AIR JAMを待っていたのはオーディエンスはもちろん、
出演側であるアーティストもだったということ。
それはとてもすばらしいことだし、本人達も全力でライブを楽しみ、演奏していたことが
観ていて伝わった。


観に行けて本当によかったし、その場に連れて行ってくれて本当に感謝。
音楽が好きでよかったと本当に思えた。


想いがある人たちが集まることは本当にすごい。

AIR JAM 2011_a0140991_163780.jpg

by didgedoo-soh | 2011-09-20 16:16 | ■2012


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